ページトップへ
ホームハーモニーベルの効果・実験株式会社脳機能研究所 による 脳波計測データ計測・考察

ハーモニーベル効果・実験のTOPイメージ

株式会社脳機能研究所 による 脳波計測データ計測・考察

協力:株式会社脳機能研究所



脳波測定データ計測・考察


【目的】
ハーモニーベル(音叉)の音が生体にどのような感性反応をもたらすかを、音叉を直接たたいた時、及び収録したCDを提示したときの脳波を計測し、感性スペ クトル解析法を用いて解析、評価を実施した。今回は体験的試みとし、ハーモニーベルの生体への影響や効果測定に脳波測定・解析が、将来的に有効かどうかも 含めて検討した。


【実験概要】

日  時 平成20年12月16日(水) 10:00~17:30
(午前中、準備、打ち合わせ、午後、結果の出力と討議含む)
場  所 (株) 脳機能研究所 (横浜市) 東工大横浜ベンチャープラザ内 E-108室
被験者 成人男性2名 Kさん・Yさん
方  法 ・二人同時に、『Prana』はプレイヤーで、『Lucky Room』はイヤホンで提示
・ストレスを軽減/増加、喜びを増加/減少させるベル4種類を、各2分間、一人づつ提示
使用装置 (株) 脳機能研究所製 感性スペクトル解析システム ESA-64Pro
使用電極 (株) 脳機能研究所製 ペーストレス電極ヘルメット21チャネル
サンプリング周波数 200Hz

ESAProとペーストレス電極ヘルメット 電極ヘルメット
【ESAProとペーストレス電極ヘルメット】
このような装置を成人男性二名につけていただき測定しました。
電極ヘルメットをつけて実験
電極ヘルメットをつけて実験
E電極ヘルメットをつけて実験

Prana」「Lucky Room」を使った実験

【マッピングによる左右差の検討】

Yさんが喜び増加、喜び軽減を聞いている時のα波の%パワーマップ(2分間平均)の比較を試みた。

【マッピングによる左右差の検討

{ 解説 }
  • ・α波の発生が、喜び増加のほうが右側に偏って強く表れている。
    右頭部脳神経細胞によるα波の活性化が行われたと言ってよい。
  • ・但し、これをもっていわゆる「右脳」が使われているとは、必ずしもいえない。α波の発生は脳の生理的基本リズムの活性化に過ぎず、複雑な思考、判断などはむしろβ派に表れると考えるのが有力である。
  • ・今のところβ派を用いたマッピングは検討段階である。

【CD視聴に関するまとめ】
  • ①約一時間連続提示、およびヘルメット装着の苦痛の発生(特にYさん)があり、実験データとしてはやや信頼性を欠いていた可能性がある。
  • ②このことは、基本生理レベルの%α覚醒指標によく表れており、前後半の覚醒水準の違い、途中の眠気の発生などが見られる。
  • ③上記状況にもかかわらず、感性指標は、2名の傾向は大変類似しており、特に、リラックス、集中に関しては、無音も含む、CDに対する傾向は、ほぼ完全に一致している。
  • ④上記を表現すると、『Lucky Room』は、『Prana』に比べ、リラックスでき、集中している」といえる。
  • ⑤ただし、④は『Lucky Room』がイヤホンを装着した聴取であったことが配慮される必要がある。

ハーモニーベルを使った実験

以下のハーモニーベルを使用し実験しました。

グラフ記載名 ハーモニーベル名称 ハーモニーベルの目的
a ストレス軽減 ストレスを軽減させる
b ストレス増加 ストレスを増加させる
c 喜び増加 喜びを増加させる
d 喜び軽減 喜びを軽減させる

被験者ごと・指標ごとで個人の個性を基準化した後、二人のデータを平均化して全体傾向をみてみた。
※全データの平均値を0値とする(基準値)

R:リラックス指標 N1:怒り/ストレス指標
  • ①「ストレス軽減」-「ストレス増加」は、R:リラックス指標で、定義通りの結果となっている。
  • ②「ストレス軽減」-「ストレス増加」は、N1:怒り/ストレス指標で、定義どおりの結果となっている。
P1:喜び指標 N2:悲しみス指標
  • ③「喜び増加」-「喜び軽減」は、P1:喜び指標で、定義どおりの結果となっている。
  • ④「喜び増加」-「喜び軽減」は、N2:悲しみ指標で、定義どおりの結果となっている。

【まとめ】
  • ① ハーモニーベルの脳波を用いた感性実験が支障なく行えたことで、今後の本格実験の可能性が展望できた。
  • ②感性指標を用いた音叉の感性解析・評価は、ほぼ定義どおりの結果を得ることができた。
  • ③定義どおりの結果だけでなく、各音叉の感性的特徴を推定することの可能性も窺えた。これは異なる音叉の目的別使用が可能となることを意味する。
  • ④音のジャンルの違い・周波数と感性指標との関連性が検討できた。これは音叉の物理的開発とその利用法にヒントを与えると思われる。
  • ⑤CDの内容による違い、聴取法のちがいによる感性効果の評価の可能性が示唆された。

本実験にご協力をいただいた脳機能研究所の皆様、実験会場を提供していだいた東工大横浜ベンチャープラザIM室の皆様、ありがとうございました。

»サイトマップ   »個人情報保護方針   »特定商取引法に関する表示   »推奨環境について

Copyright (C) 2015 RFS Research Institute Inc. All Rights Reserved.